京都の絶品とんかつはここ!二条城近くの熟成とんかつの店『 空蝉亭 (からせみてい)』

大幸運の訪問

京都で、絶品!と評されるとんかつのお店 『 空蝉亭 』行ってまいりました!

家族が京都に移住をしたので、姪の6ヶ月になるお子との初対面もあり、京都3泊4日の旅に。京都は昨年の9月以来の訪問になりました。仏閣巡りと美食が目的です(^O^☆♪

こちらの空蝉亭、実は全然知らなかったのですが、ネットでお写真をたまたま見つけて行ってみたいなと思い、お電話したところ、その日に予約が取れたのです!

ホッとして、お昼もほどほどにしてお腹を空かせて伺いました。

場所は、二条城から歩いて5分くらいのあたりで、町屋をリノベーションした風情のある店構えです。

町屋を改装

古い店構えに対し、暖簾は洗練されています。

入ると、こじんまりしたキッチンが右手にあり、入ったすぐに4人掛けテーブルが1つ、2人掛けテーブルが2つ。

靴を脱いで、奥に2つテーブルが。これだけです。Max12名のお席がある感じですが、中庭がしっかりあって、設えも素敵、ゆったりと食事ができる空間。

町屋の内装を上手く使って、ドライプラント、アンティークランプ、ガラスのピッチャー、アンティークのテーブルと、こだわりが満載です。京都を感じますね。

洗面所は下駄を履いて行くのですが、番傘が置いてあったり、おしゃれですね。本当に素敵♡

中庭と洗面所
テーブルから見たキッチン
灯りが可愛い
ピッチャーに小物も素敵

実は、店主の方が言われました。

「実は、今日たまたまお席がご用意出来ました。通常は、Table Checkよりご予約いただいており、本日の偶然以外、6月は全てご予約をいただいております。7月もだいぶん埋まっている状況で、大変稀なタイミングでございました。」

「そうなんですか?!では、本当だと今日取れてなくて当たり前で、めちゃくちゃラッキーだったんですね!」

「はい、ご縁でございますね。大変ありがたいです。お電話いただいてありがとうございました。」

本当にご縁あって、こちらでいただくことができました!!

すべてがこだわりのハイクオリティー

その日のメニューは、豚2種。千葉県産林SPF と 金華豚

熟成ロース、熟成ヘレ、熟成リブロース の3択

千葉県産 林SPF豚をチョイス

「 熟成ロース 200g 」 ¥3,700  「 熟成ヘレかつ  160g 」¥3,700  をオーダー

すべて、定食としてのお値段で、京都野菜のバーニャカウダ、お味噌汁、麦ご飯が付きます。

一瞬、立派な価格だと思ったのですが、この後もてなされるお料理に、その思いは秒でかき消されました。

当日のメニュー

すべて自家製のソースたち

まず、付けて食べるソースが出てきます。

甘みのある、でも軽い後味のトンカツソースは野菜とフルーツで作られており、炒りごまを加減で混ぜて自分好みに調整。

このソースほんと美味しい!

おろしポン酢がまた良い。出汁から作られた優しい酸味でかつを邪魔しません。 

使うお水も、京都の湧水を使用している徹底ぶり。

そして、2種のお塩。 1つはポルチーニキノコをパウダーして混ぜわせポルチーニ塩、これは絶品!!

特にフィレ肉には、これがおすすめです。2つ目は岩塩。自家製株のお漬物を添えて。

4種のつけタレ

前菜のバーニャカウダ

最初に、京野菜色々のスライスのバーニャカウダソースが前菜で出てまいりました。

茄子、イエロービーツ、根セロリ、ラディッキオ、パプリカ、大根、半熟玉子など、パリッパリッ、シャキシャキ

このバーニャカウダソーズが美味しい!! アンチョビは控えめで薄らとした塩気。

レシピをお聞きしたところ、生クリーム、アンチョビ、麹、企業秘密がちょい、とのことでした。

しかし、この熱々のバーニャカウダソース、絶品でした(^^)

やはり、カツにはビールで。香りが良い、サッポロラガー赤星。

お味噌汁は、京都の白味噌。具は湯葉です。白味噌の甘みは甘すぎず品があります。椀がまたオシャレでした。

ご飯は麦ご飯です。歯応えがあり、とんかつにとても合います。

熟成の千葉県産 林SPF豚

いよいよ、カツが出てまいりました。

まずは、熟成ロースかつ 200g 美しい重厚なお皿で、素敵な網に悠々とした立派なロース肉がどーんとボリュームたっぷりに6カット。3cmくらいの厚みがあります。

衣が薄くて、ほぼ素揚げレベル。香りも良いですね。揚げ油は、老舗・山中油店の、最もあっさり揚がるという「あっさりなたね油」カラッとさっくりとした食感で、お肉を存分に味わえる繊細な薄衣仕上げです。素晴らしい!

美しい火入れ

こちらお肉は、とにかく店主さんのこだわりが尋常ではありません。 (ホームページより引用)

このお店ならではの熟成の方法で仕上げられています。

・冬眠熟成 

 豚肉を独自の醗酵エキスに漬け込んで真空パックに詰めて熟成。

  熟成温度:氷点下1.0 〜1.5度  熟成期間:21日〜45日間

 旨み、甘み、口溶けに徹底してこだわっていますとのこと。

 優れた飼育加工の’超衛生豚’を選んでいる。

 味が濃くて、しっかりした旨みでした。

HPより引用

・低温調理 

 豚肉の高温によるタンパク質の変性を防ぎ、旨みを逃さないよう工夫。

  揚げ油温度:150度  肉の中心温度:63度 

本当に丁度良い火入れで、歯でサクッと噛み切れて、衣の香ばしさとサクッとした食感と豚の弾力があるが柔らかい食感が最高のバランスでした。

一口目はポルチーニ塩で、「うわっ、柔らかいし旨みが濃い!美味い!」と思わず口に出ます。

衣が美しい

次に、熟成ヘレかつ  ブルーの趣ある大皿に、薄ピンクの断面が美しすぎます。

これがまた、めちゃくちゃ柔らかくて驚きの食感でした。噛むとお肉の旨みがグワッと湧いて出てきました。

しっかり火が入りながらもレア加減が絶妙で、本当に素晴らしいフィレ肉です。

黒胡椒も良いアクセントです。

2人で行きましたので、ロースとフィレは半々に分けましたが、オーダーの際に、ヘレカツだけ、2個(80g)をどのお皿にも追加してオーダーできるようです。ロースもフィレの両方を食べたい時は嬉しいオプションですね!

胡麻入りとんかつソース、おろしポン酢、ポルチーニ塩、岩塩、どれも相性が良く、たっぷりとんかつの肉の美味しさを味わうことができました。

いやー、美味しかったですよ。

こんなに美味しい、パーフェクトなとんかつは初めてかも。素晴らしいです。

食べた後も、全然重くない。

これぞ、絶品!とんかつでした。

作り方もこだわりも丁寧

こちらは、お料理はもちろんですが、店内の雰囲気、お店の方の対応、どれをとってもお客様の心地良さと、もてなす側の思いが通された、素晴らしい誂えのお店です。

本気でこだわっていて、仕事が丁寧です。

他の3テーブルとも、アジアの外国人のお客様でした。お店の方も慣れた感じでメニューやオーダーの仕方、こだわりを英語で説明されていました。

ここで体験した、極上の日本食の美味しさともてなしと文化を、たくさんの写真や動画と共に、自国の多くの方々に伝えるんだろうな。

流石、常に世界中の訪れが日常である京都。このように一つ一つのお店が、一生懸命に工夫して、こだわって、準備して、世界中の人々に、日本の素晴らしさを、京都の魅力を、伝えていらっしゃるんだと、心から敬意を払いたいと思いました。

とても美味しく、こちらで偶然にも食べられた奇跡に、心から感謝したいと思います。

また、ぜひ伺いたいお店の1軒になりました。

京都ご飯、心からおすすめのお店です。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

空蝉亭 店舗情報

空蝉亭  : Tel 075-802-1313

京都府京都市上京区下立売通大宮入浮田町600 1F  ( 最寄駅:JR 二条駅、市営地下鉄 二条城前駅 )

営業時間 :  11:30 – 14:00(LO) / 17:00 – 19:00(LO) 土日 17:00 – 20:00(LO)

定休日:水休 , 第2,4火曜日.     支払い:カード可(JCB,VISA,Mastercard, 銀聯カード)

予約:Table Check にて    

HP :  https://r.goope.jp/karasemitei/

 

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