運命の出会い〜3つの人生レストラン イタリア・ミラノ < La Latteria > 最愛の食堂

2つ目の人生レストランは、今やミラノの国宝?!

こんにちは。

運命の出会い〜 3つの人生レストラン をご紹介しています!

1. 中目黒 Bacione (バッチョーネ) – イタリア料理  〜 近くにあったら、週2,3で通う

2. ミラノ La Latteria (ラテリア)   – イタリア料理  〜 国宝級食堂

3. 原宿 重よし  – 和食  〜 至福の時間

2つ目のイタリア・ミラノにある、毎日、人が並び続ける小さな食堂です。

2. イタリア・ミラノ La Lattria 」イタリア料理

ミラノには、長年の間、年に数回仕事で訪れていました。

雑誌がきっかけでこの店に伺い、3日連続で伺ったのが始まりです。

このラテリアとの出会いで、イタリア料理の本当の美味しさを知ることになりました。

昼も夜も、いつ行っても満席。 予約不可、土日休み。

ほぼ毎日、昼も夜もオープンと同時に席が埋まります。

予約を取らないから行ってみるしかない。

イタリア人だろうが、外国人だろうが、セレブリティーだろうが、常連だろうが、関係なく来店した順で並ぶ店。並ばないと食べれない、逆に、並べば食べれます!お断りされません。いい店です。(笑)

古くからやっている” ザ・食堂”といった洒落っ気などない素朴なお店ですが、顧客には誰もが知る著名人もたくさんいらっしゃいます。

世界的な実業家やイタリアの人気ブランドのデザイナー、日本のアーティストや役者、ジャーナリストなど、こちらの味に魅せられた方は、足しげく通っていらっしゃいますね。

そして、皆さん、並ばれます 笑 

店内。バラの絵や写真がたくさん。
マダム・マリアの接客はこのお店の魅力。
外観

連日繁盛の理由は、どの料理もめちゃくちゃ美味しいから。

シェフのアルトゥーロさんのこだわりは、”値段は気にせず、最高品質の材料を仕入れること”

一品一品の価格は、本当にリーズナブル。

一人平均 、ドリンク込みで、30ユーロ〜50ユーロ(¥4,000〜¥7,000)と良い感じの価格帯です。

最高品質の材料を使ってこの価格で大丈夫??と思います。

しかし、アルトゥーロシェフの素材へのこだわりから生まれるストレートな料理が、食べたお客様を魅了し、さらに多くのお客様を引き寄せる。これが、毎日の繁盛を生み出す理由と言えますね。

毎日、6割のメニューが替わる
メニューはレストランの外にも出されているので今日の内容をチェックして入る。

何度も食べたい! オーダー必須な 至福のメニュー

2004年に初めて訪れてから、ミラノに行く度に、その滞在中に必ず2〜3度は行くようになりました。

その理由である絶品たちをご紹介します。

まずは、メニューにあれば、必ずオーダーするお気に入り5品。

・ラテリアでしか食べれない名物パスタ < レモンのスパゲッティ > 

スパゲッティ・アル・リモーネ・エ・ペペロンチーノ ヴェルデ

初めて伺った時に食べたのですが、衝撃の美味しさでした。レモンの香りと塩と辛味がガツンときて、パスタのアルデンテ加減がまた最高で、「うわっ、これ美味い!」思わず声が出ましたね。

前日にレモンの皮と青唐辛子のみじん切りを塩漬けにして当日オリーブオイル、レモン果汁、松の実を混ぜ合わせて、アルデンテに茹でたBarillaの1.6mmと和えます。仕上げにイタリアンパセリとオリーブオイルをふりかけたシンプルパスタ。

何回食べたかなと思うくらい、メニューにあれば毎回オーダーしますね。

レモンのパスタはシチリアの郷土料理で、普通はクリームで仕上げるのですが、オイル仕上げはラテリアのオリジナルメニューだそうです。

ピリッと辛くて爽やかサッパリのクセになるパスタ。

・一口目で衝撃をくらう 野菜料理 < クルダイオーラ >

クルダイオーラ

マダムに薦められてオーダー。

初めて口にした時、「なんだこれ?!」「これ美味っ!」と興奮しながらペロッと平らげました。

色々な野菜のみじん切りの水無しスープみたいな食感に、その上に茹でた大麦のみじん切りをたっぷりのせて混ぜてスプーンで食べます。

野菜の歯ごたえもあり、菜っぱとトマトと野菜から出た出汁の濃厚な旨味と大麦の食感がしっかりした食べ応え。食べれば食べるほど、今までに味わったことがない美味しさに感激しました😆

素材的に3月から9月くらいまでの期間にメニューに登場します。

この店で一番好きなお料理です。

出くわしたらぜひ食べていただきたい驚きの野菜料理です。

・ルックスも豪華、食べ応えも豪華、< からすみとミニトマトのグリーンサラダ >

ソンチーノ エ ポモドリーニ コン ボッタルガ ディ ムギーネ

ソンチーノという葉っぱとめちゃくちゃ甘くて美味しいミニトマトに、これでもかのボリュームでボラのからすみがリボン状にたっぷりのっかった贅沢この上ないサラダ。

見た目だけで気持ちが上がりますね!味は素材そのものです。ヴィネガーとオイルをかけていただきます。

・絶品!仔牛のレバー料理 2種

1つ目は、レバーソテーのサルビアとバターのソース:まずレバーの食感に驚きます。

噛むと薄皮がプツッと弾けて柔らかくて弾力があり、ペーストっぽくありません。

臭みもなく、サルビアの葉と白ワインとバターを溶かしたソースと抜群の絡みです。

日本では味わったことがないレバーの食感。本当に美味しくてびっくりしました。

事前にリクエストして作ってもらうくらい絶品のレバー料理。

フェガト サルタート ディ ブーロ エ サルビア

2つ目は、ヴェネチア風レバーソテー : 玉ねぎと甘酢とバターでレバーの切り身をソテーしたものです。

臭みのないレバーのコクと旨味が甘味ある玉ねぎのソースと相性が良く、ワインがすすむ料理。 

新鮮な仔牛のレバーの食感がレバーの本当の美味しさを味あわせてくれます。

フェガト サルタート アッラ ヴェネチアーナ

・常連さんがほぼオーダーする 目玉焼きのカラスミかけ

卵自体が味が濃くてとても美味しいんです。

シルバーのフライパンで火を入れるからこそ、黄身も白身もふわっとした食感で、バターとカラスミの塩気が混ざり、ワインのお供に最高です。

時には、モッツアレラチーズとトマトをトッピングしたり、ステーキにのっけてソースとして食べても最高です。

ウォーバ アル ブーロ エ ボッタルガ イン アルジェント

前菜、パスタ、メインの絶品たち

・アンティパスト

野菜のメニューが豊富で、イタリアの野菜の美味しさをこれでもかと実感します。

野菜はトスカーナ地方で家族と親戚が作っているんだそうです😊

また、生ハムのクラッテッロも最高級のジベッロだったり、驚くメニューばかり。

ピアチェンツァ産コッパハム
野菜のペペロンチーノ炒め
グリーンチコリのアンチョビソース
根セロリとにんじんのサラダ
カポナータ
ふかしじゃがいものカラスミかけ
カボチャの花のフリット
カルチョッフィ エ グラナ

・パスタ

絶妙なアルデンテ仕上げが冷めても美味しい。

スパゲッティーニはBarillaの別注品。

硬質の水で茹でるからこんな弾力あるらしいですが、とにかくパスタはどれも絶品です!

冷めても美味しいのが不思議です。

スープのようなスプーンで食べるクレマも日替わり素材なんですが、もう驚きの美味しさで、疲れた身体や心に沁み渡ります。

クレマ ディ ズッカ(大麦入りカボチャのスープ)
玉ねぎとグアンチャーレのリガトーニ
スパゲッティ アッラ トリコローレ(W杯優勝記念メニュー)
からすみとミニトマトのスパゲッティ
トルテローニ イン ブロード
カルボナーラ (底に卵黄が潜んでいて、混ぜ合わせて食べる)
じゃがいものニョッキ
オレキエッテ ブロッコリーソース

・メインディッシュ

日替わりメニューが8割なので、”今日は何だろう?” と毎回楽しみになります。

お肉料理が多めです。

毎日、1品は魚介料理がありますが、シェフが本当に新鮮で美味しい素材が手に入らないとメニューにしないので、ある意味、魚料理はレアで早い時間で売り切れることが多いです。

季節の素材、カルチョッフィやポルチーニ料理も見逃せません。

お肉は、ビステッカ、ポルペッティーネ、ソテー、煮込みなどの手法で、素材度直球で美味しいそうなメニューが3〜5種並びます。

キアナ牛の焼く前の状態を見せていただいた時は、ピンクがかった赤身部分があまりに美しすぎて、幾らなの?て思わずメニューを確かめたら、28ユーロ?! 安い!!信じられない価格です。

もちろん、極上のステーキでした😆 肉自体の美味しさを十分に生かした焼き方と塩振りは完璧で、今でも忘れられません。

キアナ牛のビステッカ
コトレッタ アッラ ミラネーゼ
ポルペットーネ(ハンバーグ)
仔牛のソテー
ポルチーニのソテー
自家製ソーセージのソテー
挽き肉とじゃがいものソテー
仔牛のネックソテー・ピエモンテ風
ポレンタ ラグーソース
ズッキーニのフリッタータ
米ナスの詰め物オーブン焼き ナポリ風
ほうぼうのアクアパッツア
スズキのソテー

・至福のドルチェ

どのデザートも本当に美味しいです!

オリジナリティ溢れる創作デザートはいつも大人気で、取り置きするほど取り合いになります。

ほとんどがマダムの手作りで、素朴で素材そのものの美味しさで作られたものばかり。

迷ったら全部オーダーします。笑

その中でも、チーズケーキは、今まで食べた中でNo.1と言えるほど、最高に美味しいです!

たまにしか出ないため、事前にホールで予約オーダーしておくほど大好きなチーズケーキです。

リコッタの軽い口当たりとBestな甘さのクッキーベースに、ブルーベリーまたはラズベリーミックスのソースが絶妙すぎるくらい程良く、一度食べると忘れられない絶品のチーズケーキです。😋

初めて食べた時の、チーズケーキ ブルーベリーソース
チーズケーキ ラズベリーミックスソース
チーズケーキ ミックスベリーソース

フルーツとカスタードムースがまた絶妙にマッチしているタルト

シャルロット・フルッティディボスコ(カスタードムース)
すぐりのクレマ・クランブル
ティラミス・ビアンコ・ラズベリーソース(白いコーヒー豆を使っています)
タルト・フルッティディボスコ(ミックスベリーのタルト)

苺を潰してスープにし、バニラジェラートをのっけた定番のデザート。

「なんなの?!美味すぎる〜」

林檎バージョンも絶品です。林檎は温かいままにジェラートを溶かす感じでいただきます。

名物苺とミックスベリーのピュレ・ジェラートのせ

とにかく、全部美味しいんです。

どのメニューも、サイドメニューのお野菜たちも、本当に美味しいので、ぜひいつか、直接味わっていただきたいなと切に思います。

・ワイン

赤か白のハウスワインしかありません。

樽からデキャンタに直接入れる感じで、1L, 0.5L, 0.25 のサイズでオーダーします。

赤はぶどうジュースのような軽さと重さが絶妙でめちゃくちゃ美味しいです!グイグイ行けます。

白も白ぶどうジュースのようなフルーティでキリッとしています。

一応、スプマンテのボトルとイタリアンビール、各種ウィスキーなどは用意ございます。

巨匠シェフ・アルトゥーロ & マダム・マリア のあたたかいお店

La Latteria は、巨匠シェフのアルトゥーロさんと、名物マダムのマリアさん、息子のマルコさん、そして2名のスタッフで店を連日切り盛りしていらっしゃいます。

アルトゥーロさんとマリアさんは、技術は天才、さらに本当に温かく可愛いご夫婦です。

このお二人に会いたいのも食べに行く理由の1つですね。

常連さんたちとこのご夫婦とのやり取りを見ると、いかに愛されているか、皆さんこの店が大好きなんだなぁといつも感じています。

もうだいぶんお年でもあるので、お二人がいつまでもお元気でいらっしゃることを心から願うばかりです。

アルトゥーロ シェフ
マリア
サンマルコ通り24番地
終日満席でお疲れ様でした。

まだ、不安なく海外旅行に行ける状況ではないのが残念ですが、近い未来に、必ずまた伺いたいです。

もしイタリアへ行かれるような機会がありましたら、ぜひミラノへ足を伸ばし、ラテリアで幸せになるひと時を過ごしていただけたらと思います。

Godetevi un pasto nel ristorante ‘ La Latteria ‘ e sfruttate al meglio il vostro viaggio !

 

お読みいただきありがとうございました。

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・店舗情報

La Latteria

住所 :  Via Saint. Marco, 24, 20121 Milano, ITALY  /  土日休

開店時間 :  Lunch 12:30 – 14:30   Dinner  19:30 – 22:00

 

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