モンサンクレールの進化が止まらない!
この1年、訪れるたびに、思わず買い過ぎてしまう。
24年前に、自由が丘で始まったシェフパテシエ辻口博啓氏のパティスリーは、今や自由が丘の顔です。
その老舗モンサンクレールのお菓子は、シーズンを重ねるごとに進化し続けているんです。
適度なトレンドを取り入れながら、オリジナリティに飛んだ大胆で圧倒的ヴィジュアル、ひと目で惹きつけられます。
フルーツの使い方も本当に贅沢!
味が抜群に美味しくなった時期のフルーツを、最大限に主役にした美しいお菓子に生まれ変わらせます。
もちろん、お味も素晴らしい!! 一瞬で幸せにしてくれます。
この夏の主役は、「 タルトペッシュ 」桃のタルト!!
このグラマラスなビジュアル!!
たまたま近くを朝散歩している途中、お店の窓からパンが見えたのでパンを買おうと入ってみたら、目の前のこのルックスに一瞬で釘付けに!
なんだこれは!∑(゚Д゚)! 大きなツヤツヤした桃がドーンと並んでいます。
丸ごと桃一個のタルト。
¥1,500 か…. いや食べてみたい!と意を決して買って帰りました。
その帰り道の幸せたるや(*゚∀゚*)
桃自体が優しい甘さとざくっと大胆な食感、溢れ出る果汁に、「”桃”ってやっぱり美味しい!」とあらためて実感。
種をくり抜いた中には、フレッシュなフロマージュブランがたっぷり。程よい酸味と塩気が、甘い桃の果汁とマッチして全体を甘すぎないちょうど良い甘さの仕上がりに。
タルト生地は、風味を感じるバターでさっくり食感が絶妙。
実はカスタードクリームもTips感覚で入っていて、タルト感が増します。
パイ生地のトッピングで香ばしさがアクセントになり、食べ応え200%の絶品”桃のタルト”でした。
連日の早い時間の完売状況、事前予約必須で、この夏の主役でした。
セゾン ド ガトー が見逃せない
モンサンクレールは、シーズン毎に、生クリームとスポンジケーキのいわゆる “ショートケーキ ” を季節のフルーツで展開しています。
その名も、「 ガトー ド セゾン 」 これが、今のモンサンクレールの進化を味わえる名作揃いなんです。
苺、マンゴー、メロン、桃、巨峰、マスカット …….. などなど、絶品時期の美味しい粒よりを選んでショートケーキになり店に並びます。
毎回訪れた際のワクワクアイテムです。
スポンジケーキは、好みがあると思いますが、モンサンクレールのスポンジは、ふわっとした雲のような軽い口当たりが際立っています。
空気穴は割とあるのに、しっとりしていて独特な粘り気を感じます。
タイプでした。思わずニヤッとしました。
フルーツでスポンジ部分は合うように変更されるので、それぞれのフルーツにあったショートケーキが楽しめます。
そして、大事な生クリームは。泡立ちと硬さがちょうど良い、しつこくないコクと軽さです。
全人類にとって、ショートケーキは、憧れのケーキの女王だと思うので、ぜひ、味わっていただきたいですね。
シーズンメニューのガトーたちも主役級揃い!
ケーキ屋さんは、定番メニューとシーズンメニューの比率は大体 4 : 6 な感じが多いでしょうか。
最近のモンサンクレールは、多分、2 : 8 くらいで、新しいシーズンメニューが毎週にように並びます。
めちゃくちゃ楽しいです!
この夏、キュートなルックスで早速いただいた、「 ミルフィーユ シトロン ジャンドゥージャ 」¥760
レモンのジュレとちょっとだけバジルが散らしてあるレモンクリームが爽やかで美味しい。
そこにザクザク食感のヘーゼルナッツのジャンドゥージャクリームが合わさって、大人の味のコントラストが楽しめます。
レモンシルエットのパイの重ね生地もバターが香ばしくサクサクで絶品なんです。
ホワイトチョコレートにチーズを合わせた「 パルファンローズ 」
中は、”イヴピアッチェ” という食用バラと、苺、赤すぐりを合わせたジュレにバニラクリーム。
香り高く程よい酸味と甘さで、ライムの香りがするミステリアスなお菓子。
ピンクペッパーのアクセントも秀逸です。
人気定番のシブストも季節でフルーツが変わります。今回はグレープフルーツでした。¥680
軽いアクリルグラスにジュエリーのような佇まいで展開されている「 パルフェヴェリーヌ」。
ハスカップベリーをいただきました。
ベースはクランブルとフロマージュブランムース、そこにハスカップとフランボアーズの実、カモミールのジュレが生けるようにアレンジされています。
専用のアクリルグラスがまたオシャレで持ち持ちやすくチャーミングです。
ガトーショコラも、一味も二味も違いますよ。「 ガトーショコラルージュ 」 ¥680
しっとり濃厚だが、アーモンドのガナッシュで風味が香ばしく、重くない。
中には、フランボアーズとバルサミコ酢のコンフィチュールがチョコと抜群に合います。
生クリームもエアリアルな軽さで、本当に美味しいガトーショコラです。
常時、20〜25種のケーキ、数種の焼き菓子、パン、デニッシュ、が美しくショーケースを彩っています。
写真を撮りたくなる美しいショーケースも見どころです。
ブーランジェリーとしての実力
ここ数年は、パン・デニッシュにも力を入れているモンサンクレール。
バケット、生食パン、クロワッサン、フォカッチャ、お惣菜パン、お菓子パン、キッシュなど、お店に伺う度に種類が増えています。
食パンもクロワッサンも、良いバターを使ってあるのがわかる風味が豊かです。
偶然いただいたキッシュ「トマトと豚バラソテーのキッシュ」 の美味しさたるや!
クリームチーズがベースで、絶品トマトと豚バラと玉ねぎのジューシーなソテーが合わさり、とても贅沢なメイン料理に仕上がっています。
バジルの香りがちょいイタリア風のアクセントになり、本当に愛しいキッシュタルトでした。
あんバターサンドも人気メニューです。今回は、キャラメルバターをサンドした「キャラメルフランス」 ¥350
フランス産小麦で作ったミニバケットに、キャラメルクランチバターチョコと苦目のキャラメルソースをサンド。
上質な焼き菓子のようで、クランチチョコのザクザクした食感とバケットの粘りの絶妙な食感が最高のおやつパンです。
行くたびに、新しい違った顔が並び、しかもそれぞれがパーフェクトに美しい完成度でため息が出ます。
スタッフの方と少し雑談しながら、今日はこれにしようと決める幸せな時間。
” パティスリー ” という、身近に癒しと幸せを体験できるアミューズメントな場所。
職人たちの、見せない細かすぎる”仕事”をさりげなく感じ、口に入れた時に、その仕事の確かな技術を感じ、ケーキの偉大さをあらためて実感させられます。
目黒通りからTHE GARDEN を右に見ながら左折した通りに、モンサンクレールのお店と工房が佇んでいます。
その一帯は、まさしく”モンサンクレール通り”と言っても過言ではない、自由が丘のスィーツの歴史を作りました。
これからも、いつまでも、この場所に、” Mont St. Clair モンサンクレール ” がありますように。
また、次のシーズンが楽しみ!
モンサンクレールは、インスタグラムも美しく楽しいので、要チェックです!!
Instagram : https://www.instagram.com/mont_st_clair_/?hl=ja
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
BEST of 東京パティスリー 私が、心から美味しいと思えるお菓子屋をご紹介します。 初めてこちらのお菓子をいただいてから30年以上経ちますが、今でもBESTパティスリーです。 最高クラスの洋菓子店「IL PLUET SUR[…]
モンサンクレール の店舗情報
Mont St. Clair (モンサンクレール) : Tel: 03-3718-5200 Fax: 03-3718-7377
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2-22-4
営業時間 : 11:00 – 18:00 定休日:水曜日
サロン:16席(7卓)L.O 16:00
Website :https://www.ms-clair.co.jp/